姉は傍にいまし、世はなべてこともなし

姉は傍にいまし 世はなべてこともなし 1
姉は傍にいまし、世はなべてこともなし     清末邦彦

コミックハイ! 双葉社


帯びにも書かれておりますが
「風変わりで天才肌の姉と常識的で家庭的な弟―ハイスペック姉弟の差し障りない日常」
が示すとおり姉弟が主人公のコミカル日常モノです。
収録のタイトルには15編全て「姉と〜」の表記で
語りは弟「ナオ」目線です。

ハイスペックな姉弟の日常生活を描いた短編集のような構成、
個々の話はネタにした事柄が結構詳しく調べておられるようで
それだけでも面白いです。


ただ、作者のサイトで公開されている他の漫画などと見比べると
この一冊に纏まった「姉は傍にいまし、世はなべてこともなし」は
絵(キャラ)のバランスにまとまり安定感がない様に感じるのは私だけでしょうか?
姉に振り回される弟って部分は全編楽しい反面 その部分だけは気になった一冊です、
最近の連載を読んで購入を決めた方はそんな違和感をおぼえるかもしませんね。

エロとか萌って期待は抜きに、手に取られたほうが良いですよ(表紙は萌物っぽい感じですけど)