ある日、爆弾がおちてきて
「ある日、爆弾がおちてきて」 古橋秀之/著者 イラスト/作画 緋賀ゆかり 全作品はボーイ・ミーツ・ガールものでテーマは時間
ISBN : 4-8402-3182-6 ページ数 : 264 電撃文庫
古橋秀之の短編集 収録作品は
「ある日、爆弾がおちてきて」 「おおきくなあれ 」
「恋する死者の夜 」 「トトカミじゃ 」 「出席番号0番 」
「3時間目のまどか 」 「むかし、爆弾がおちてきて(書き下ろし)」の7編
挿絵が無ければ短編SF集って感じので、何処のレーベルからでも通りそうなライトなSF作品です。
古橋作品と言えば他の作品 「斬魔大聖デモンベイン」や「タツモリ家の食卓」がメジャー所ですが
今回の短編集 テーマが統一されているせいか落ち着いたテンポで書かれており
ちょっとおかしくて、切なくて、温かい内容
詳しく説明すると、そのままネタばれなので書きませんが
「くしゃみで記憶が退行する奇病」や「精神だけのクラスメイト」など
意外性に富んだ内容は楽しめます。
SFの短編集は「こんな感じだよね」と自信を持って言える一冊
「トトカミじゃ 」の「新刊奉納せよ」は笑っちゃいましたが(笑)
趣向を凝らした7編を楽しめます。