とらドラ 10

 

 「とらドラ 10」著/竹宮ゆゆこ イラスト/ヤス 

  電撃文庫 あすきーメディアワークス

  『みんな幸せ!

 10巻と続きました「とらドラ」今回で終焉、
 感想は… 本当に良かった!


 先回の終わり方で、このままなら当然ドタバタ必至
 逃避行 + 雨土砂降りで無理やり地固める的な終わり方を予想していましたが
 流石、主人公「高須竜児」良くぞここまで成長したものです。
 母も救い、その実家である祖父母も救い
 大河の家族も壊す事無く未来の幸せにつなげる… 
 予想以上のまとめ方お見事です。


 川に落ちた場面は なんて今まで通りな展開だと笑いましたが
 素直になれた二人や親友達の自然な流れ
 ともすれば大河も母も和解など出来ない終わり方?って中盤の進行でしたが
 自身の生い立ちを恨む事無く 負の連鎖を断ち切る竜児の決断
 その考え方を理解し母の元に帰った大河は新しい家族のもとから
 再び竜児の前に、
 
 大河の父以外は『みんな幸せ!』な展開?(笑)
 これならこの後 短編が何冊きてもOKです
 できれば「北村」「亜美」「みのりん」の幸せも希望したい
 「春田」だけってのはちょいと寂しいし(笑)、

 …しかしデレ甘な大河も観て見たかった(笑)。