異国迷路のクロワーゼ 2
先日発売されました、角川コミックスドラゴンJr
「異国迷路のクロワーゼ 2巻」武田日向 著
B6判 ISBN 978-4-04-712609-1-C0979
「武田日向短編集」「異国迷路のクロワーゼ」に続いて3冊目
19世紀後半、西欧において日本の文化が流行していた時代に、
単身フランスへと渡った日本の少女ユネ。
パリの下町の工芸店『ロアの看板店(アンセーニュ・ド・ロア)』で
働くことになった彼女の成長と、若き店主クロードとの交流を描く
パリ滞在記。
武田日向の描く可愛らしくて健気で一途ってヒロインは
他の萌え漫画とは一線を隔した出来であり
やさしい物語は引き付けてやまない魅力があります。
この2巻で先に連載された所までは追いつきましたが
隔月であった為か2巻がまとまるまで
異様に長く感じたのは私だけではないでしょう、
それも掲載された「ピュア」の事情によるところは大きく
当初季刊であった頃はそれなりの内容でレベルを保っていた雑誌でしたが
途中隔月刊化したころから、他誌との差別化的なものはなくなったような
感じとなり 現在は廃刊、
さすがに人気があったようで この作品は『ドラゴンエイジ』本誌へ移籍が決まり
連載予定となっていますから一安心。
物語り自体も登場人物が増え、また面白くなってきた矢先でしたから
月刊誌に移籍は逆に嬉しいかもしれませんね。