あるゾンビ少女の災難



あるゾンビ少女の災難 I、II   池端 亮

角川スニーカー文庫 角川書店   イラスト/蔓木 鋼音



マジでアニメ化?!、どうせなら「入学」の方が受けは良いんじゃ? スプラッタよりは会話で笑わせるの?


映像化された「あるゾンビ少女の災難」はちょいと期待が大きいかもしれない、
本書の主人公は人外少女二人であり、殺される側は人間であるので
殺すって罪悪感は描写されない。
エグイ表現はあるもののそれほどのインパクトで描かれておらず、
淡々と殺されているので同出版社ホラーシリーズの印象よりはおとなし目
あくまでもスニーカー文庫である。
人間側も妙に体術が強かったり、性格的に厭くが強い部分は有るがあくまでも脇役である。
挿絵がつくと掛けあい漫才の様な会話が生きてきますね
軽いノリの「ゾンビ物」が正直な感想で、個人感想としては
もっと凄惨でも可なんですが(笑。


他のレビューサイトでは「災難」と「入学 」のイメージが違いすぎるたのか
こちら「入学」の方が評判高いみたいですが、纏まったコンセプトって感じは
「入学 」の方が徹底して「ラノベ書いたぞ」って感じがして好きです。


しかしペーパーメディアで540円、電子書籍で500円なら文庫の方を買うよ オイラは。