"文学少女"と神に臨む作家 上

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"文学少女"と神に臨む作家(ロマンシエ)[上]

 著:野村美月 カバー/イラスト:竹岡美穂
 ISBN978-4-7577-4173-7 

ついにラストエピソード、"文学少女"の「天野 遠子」編
しかし、今回は「上」巻、
総合的な感想は「下」巻の発売を待たねばいけませんが
今回「天野 遠子」「琴吹 ななせ」の両ヒロインを掘り下げちゃったので
どうまとまりをつけるのか?って事が非常に気になる終わり方、
ついでに「櫻井流人」がうざったいキャラになりつつあるので
「どうにかしろよ!」と追記したいところです(笑)。

この巻にいたるまでに、多少吹っ切れて男の子らしさが見えた
「井上 心葉」ですが、「ふらふら」の「流され」です
 …いや、当然でしょう(笑)、この進め方じゃどちらを選ぶって前に
振り回されすぎてほっておけない先輩と純粋に好意を向けてくれる同級生
複雑な複線や今までの事件がなければそのまま恋愛物になってますから(笑)
しかし、それはこのシリーズ表面上の事で 
さらっと書かれているので気になりませんが、本筋はどろどろ
それを感じさせないように書かれているところが流石ですが
まともなキャラは「琴吹 ななせ」だけかもしれない(笑)。

FB Onlineに掲載されていた「“文学少女”の今日のおやつ」 や
“文学少女”の秘密の本棚 」 は短編で、軽く書かれているので
楽しいですが、短すぎて文庫収録されないんでしょうね〜。