さよならピアノソナタ
先日「神様のメモ帳」情報を書きましたが、こちらもまだ取り上げてなかった事を思い出し
遅れましたが 1、2巻同時レビューです。
「さよならピアノソナタ」は学園物、「神様のメモ帳」よりは受け入れやすい設定と
在りそうな… あったら嬉しいだろう的な内容。
話は主人公の「桧川直巳(ナオ)」視点で進み、転校生にしてピアノの天才「蛯沢真冬」と
主人公ナオが、初めて粗大ゴミの廃棄場所で出会うところから始まります。
「蛯沢真冬」のツンじゃないけど不器用なキャラクターが儚げで気になる存在なら
ナオの幼馴染、体育会系武闘派ドラマー相原千晶は元気むすめ
よく分からんがマルチな民俗音楽研究部先輩・自称革命家の神楽坂響子の4人が織りなす
ボーイ・ミーツ・ガールのストーリー、出会い編だけの1巻にしては
テンポの良い進行と軽い文体、続きがとても気になる終わり方でもあった為即2巻も購入。
実際、神様のメモ帳と似たようなニュアンスで終わったので
2巻も来るかな?ってその時点で思ってましたが 以外に早い刊行でした。
1巻は「真冬」がピアノを弾かない理由と、それに絡めた民俗音楽研究部でバンドの話。
2巻はバンド結成と夏休みに海へ合宿編+初めてのギグ。
イラストレーター植田 亮のイラストがこれ以上ないくらいに嵌ります
コレなら表紙買いでもOK(笑)、表紙の娘は「蛯沢真冬」。
心情の描写が特に丁寧って訳では在りませんが、ストレートに読み手に
伝えることが上手い構成、
話の内容がクラッシックやロックと、音楽に絡む内容、
その為 作中に登場する曲名が多いです、
作者のサイトで作中の曲を紹介をされてますが、助かります(笑)
題名くらいは何とか知っていてもイメージできないので
こんな風にリンクしていただけると至れり尽くせり、二度美味しいとは
この事かも知れません、ホント(笑)オススメです。