ミニスカ宇宙海賊
「ミニスカ宇宙海賊(パイレーツ)」
久々に笹本氏の新シリーズが発売、「ARIEL」以来少し寂しかった事は事実
最近は復刊物の小娘オーバードライブなどを読み返して飢えをしのいでいましたが
ノリ、テンポとも笹本節は健在
舞台は宇宙に女子高校と、不必要なキャラ(男)など登場せず
ひたすら軽快な進行で宇宙船ワールド全開、
題名が「ミニスカ宇宙海賊」って事と表紙にだまされてはいけません
最近のウケ狙いラノベの様なエロ分や色っぽさは期待したらだめです(笑)
そんなに媚びる設定じゃなくとも、以前からの笹本ファンなら安心して
一気に読みきれます。
引用---
宇宙ヨット部の部活や、高級レトロ喫茶店でのアルバイトに忙しい元気印の女子高生・茉莉香は、
突然、死んだ父親の部下だと名乗る男女から、宇宙海賊船「弁天丸」の船長就任の要請を受ける。
1世紀前、独立戦争のどさくさの中で発行された私掠船免状によれば、
船長の死んだ海賊船の存続は、直系の子供による世襲が絶対の条件らしいのだ。
かくして思いもよらぬ新生活に踏み入ることになった茉莉香の前途は――。
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今回は宇宙ヨット部の部活動中に他の海賊とドンパチってお話なので
他の部員や同業者の娘さんやらとほとんど女子高生ばかり
今後の設定も学校に在籍したまま海賊家業ってことになりそうなので引き続き
女子高生設定は活きてます。
ただこう書いちゃうとラノベの様に感じるかも知れませんが
やはり作風、内容を考えればSF作品。
変なウケ狙いの文章やエロ可愛いイラストに頼る事無い構成は
良い意味 変にラノベくさくなくて良かったです。