“文学少女” と神に臨む作家 下

 
 文学少女と神に臨む作家下
 
 “文学少女” と神に臨む作家 下

 [著]野村 美月 [絵]竹岡 美穂

 正直読み終えた後の不満から、いままで記事にする事を放棄していました
 無難過ぎるほどの終焉と、思わせぶりだけの伏線
 正直4〜5巻までは謎解き文学少女シリーズは評価を得るでしょう
 後半の進展は個人的に思えば、焦らされるだけで 
 こうなるであろうと予測できるモノローグの付き合せ…
 遠子を含む櫻井家の人々は探偵役とも言える心葉に救われたのでしょうが
 心葉を今まで支えたのは遠子だけ? と思えるのは私だけかな

 珍しく主人公達 遠子、心葉に感情移入する事無く読み終えてしまったので
 拍手で終わるって事に躊躇してします、
 琴吹ななせや芥川一詩の方が 虐められ過ぎて可愛そうなくらい
 逆にそちらにエールを送りたいくらいです
 美羽編を含む、美羽とななせのやり取りなどは本当にストレートで
 いつもの綺麗過ぎる終わり方が逆に違和感を覚えると言う偏屈な感想
 恋人はななせ、遠子は作家井上ミウ担当とか
 恋人は未決定のままでも良かったのではと 勝手に思っていますが 
 読み手も十人十色なのでこんな感想はスルーして下さい。
 この後、短編をまとめたものが発売されるそうですが
 これ以上はいいかな… って多分購入しないでしょう。