涼宮ハルヒの憂鬱
「涼宮ハルヒの憂鬱」
著/谷川流 イラスト/いとうのいぢ
角川書店 角川スニーカー文庫 ISBN 4-04-429201-9-C0193
いまさらレヴューするにはメジャーすぎる作品ですが、
涼宮ハルヒシリーズの一作目「涼宮ハルヒの憂鬱」
ラノベのヒットによりアニメ化、それによりさらにヒットし
現在でも角川一押しのラノベのシリーズです。
本来この1巻はアニメを観る以前に読み終えており、その後は
新作の発売順に読んでいましたが 読み返すって事をしていなかったので
久しぶりに引っ張り出し感想などを…(笑)
展開は主人公である男子高校生キョンの視点、一人称形式で進行する物語で
アニメを観た事があれば そのまま文章化と考えても違和感がありません
ただ、アニメを観た後に読むと、キョンの一人称語りが
杉田智和の口調に脳内変換され 知らずに早口(早読み)っぽくなるのは何故でしょう(笑)
アニメではハルヒの可愛らしい容姿と作品の丁寧な作りこみにより
学園物として違和感無く受け入れられますが、
文章を読んでみた場合「長門」や「みくる」他のキャラが良すぎ
途中まではハルヒの良さは表立ってきません。
行動原理の説明である独白後、やっと「普通」の女の子って認識ができ
その行動を受け入れられます。
1巻の見せ所はここと最後のポニテくらいと思っていたのですが
やはりイラストいとうのいぢの影響も人気に影響したようで
良い意味バランスの取れたシリーズになっています、
でも、アニメを観る前に読んで欲しい気がしますね…
最近は他のメディアでの展開が著しく、特にフィギュア系
それに加えてゲームコラボと新しいジャンルを展開していますが
メインである出版速度も加速をして頂ければ嬉しい限りです。