メグとセロン III ウレリックスの憂鬱

 

 
 『 メグとセロン III ウレリックスの憂鬱  』

 著/時雨沢恵一 イラスト/黒星紅白 電撃文庫
 アスキー・メディアワークス /角川GPアスキー

 物語はI、IIの後、無事に倉庫の地下に隠れていたマードック先生の
 弟の件を解決したセロン達6名、
 中でもセロンくんの活躍はコ○ンばりに冴えた推理で
 副題に「名探偵○○○」って 書いても違和感の無い読みの深さ(笑
 メグを悲しませる事無く見事におさめて、さあ演劇部のお手伝
 夏季合宿の後半部分にかかります。
 
 ところが演劇部副部長ソフィア・ウレリックスから
 あるある探し物を頼まれた6人
 部長・アーサーが欲しがっている"五十の蜂"を探して欲しい
 ソフィアはアーサーの誕生日にそれをプレゼントして告白も… との依頼
 6人は謎を解いて彼女の恋を手助けできるか?
 
 気合十分に双眼鏡を構えたメグが描かれた表紙が流石「黒星紅白
 実に内容に副ったイラストだった為、読み終えた後にお見事ってうなりましたが
 今回もメグが熱いです、
 ソフィアに告白を迫る様は周りの意見も聞かず熱弁
 隣で聞いていた「メグに片思い」のセロンが可哀想なくらい、
 舞台であるロクシェ語をまだ十分に習得していない為に
 天然とも取れる場面が多くなるメグですが
 今回も可愛らしさ爆発です(笑)。

 このシリーズは新聞部って事もありますが、この形で進むみたいで
 作者後書きでも「あちらこちらでドタバタ」って書かれています
 ジェニー・ジョーンズの新聞部予定なら合宿の次はキャンプ?
 すでにIV巻が合宿ですからVがキャンプとかだと嬉しいな〜。