ミニスカ宇宙海賊(パイレーツ) 2 黄金の幽霊船

 

 
 「 ミニスカ宇宙海賊(パイレーツ) 2 黄金の幽霊船 」

 著/笹本祐一 朝日新聞出版/朝日ノベルズ 

 引用---
 高校生活とかけもちで、宇宙海賊船弁天丸の船長としての任務を
 こなしはじめた茉莉香は、密航者として弁天丸に乗り込んだ
 セレニティ星王家のプリンセスから、
 さまよえる黄金の幽霊船を捜してほしいと懇願される。
 星王家の建国時の巨大移民船であり、その後消息を絶って
 伝説の幽霊船としての目撃情報だけが飛び交う時代遅れの船に、
 一体何が秘められているのか。快調シリーズ第2弾。

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 早くも2巻… それ以上にアニメ化?って部分に驚いています
 笹本氏の新刊「ミニスカ宇宙海賊 黄金の幽霊船」
 新シリーズとして立ち上がったばかりなのにもう映像化ですか
 なんとも業界はノリだけで動いているとしか思えない速さですね〜
 1巻などシリーズから見ればイントロ部分としか思えぬのに
 たいした物です(色んな意味で)。

 今回は上記の引用からわかるように、新たなキャラクター
 セレニティ星王家のプリンセス グリューエルの依頼で幽霊船探し
 始終ヒロイン茉莉香とグリューエルのからみが多く
 他の登場人物はは弁天丸クルー達なので1巻に比べれば
 年齢の平均は上がったような印象です。

 今回も1巻に登場した同業のチアキ・クリハラやヨット部の先輩達も
 登場しますが、一幕のみで活躍を期待していた分ちょっと残念でしたね、
 チアキなどは影武者での活躍中のイラストもないので想像は膨らむばかり
 喜んでいたチアキの父親じゃないですが艶姿の絵は欲しかった(笑)。
 
 最後は誰もが損をしないであろう話で綺麗に纏められていました
 終わりにプリンセスの短期留学延長とその妹も新入生にってオマケで
 引いたわけですが次回は登場シーンがあるのでしょうか?

 あまり宇宙での活躍シーンが多いと高校生活とかけもちって言う
 設定が活きてきませんし、宇宙でドンパチが無ければ宇宙海賊じゃないしで
 この二面性はたいへんでしょうが
 余す事無く活躍(登場)の場を与えていただきたい物です(笑)。
 しかし今回も宇宙船って言いますか対艦戦って言いますか
 熱く描かれていましたね、流石 笹本祐一 単に船を飛ばすだけじゃなく
 拘りの説明と描写はラノベって言われるよりもSF、ライトなSFと 
 ジャンル分けしてあげたい作品と思っています、

 タイトルだけがラノベ風の「ミニスカ… 」であって
 現在のラノベが主流をなしている「エロい描写」は当然ありません、
 「とりあえず絵柄でキャッチ」的なラノベ書籍とは一緒に
 纏めたくない気持ちはありますね(笑)。