花と奥たん
『花と奥たん 1 』
著/高橋 しん 出版/小学館 /ビッグコミックスピリッツ
ビッグコミックスピリッツ連載中(連続ではない)の高橋しんの最新作
主人公モモ(奥たん)と飼いミニウサギのPたんの日常をを描いた作品で
夫の正太郎(旦那たん)のために、毎日美味しい晩ご飯を作るまでを
描いた一話づつの作品。
と書くと普通の夫婦物の様に感じるかも知れません しかし置かれている
世界観は、東京の中心部が巨大な花によって壊滅、
現在モモ達の暮らす街は封鎖状態で 夫の帰りを待つ主婦たちは
「残され主婦」(なんてよび方だ 笑)と呼ばれ自給的な生活。
まだ巨大な花の事やそれらを取り巻く細かな説明はされていないので
断片的にしか推測できない展開です、
置かれている立場は結構ハードなのですが 農業40年のエロオヤジやら
周りの主婦たちはたくましく、奥たんの行動に引張られながら
のんびりと暮らしている風に見えるのは優しい絵柄と
奥たんの性格付なんでしょうね〜
食材を食べる描写は 流石 高橋 しんと言わねばならぬほど
美味しそうに食べます(笑)、それだけでも結構幸せかも(笑)。
しかし 余談ながら他の同じサイズの本と比べると
この本幾分重いような気がします、
この「花と奥たん」はカラーページが多くその為上質の紙を使っているのか?
書店で持ったときも感じましたが何か良い感じ(笑)ですよ。
各話の手料理レシピや写真がなんともいいのですよ(笑)。